常茂恵が
誕生したのは、
大正十四年
十一月三日のこと。
「萩には中央からの客人をもてなす宿泊施設がない」
貴族院議員の滝口明城氏、後に第26代総理大臣となる田中義一氏、近代日本画家の巨匠・松林桂月氏、実業家で後の衆議院議員・久原房之助氏ら郷土の名士が、厚東常吉に相談したのがきっかけでした。
常吉は、名前の一文字「常」に「共に栄え繁り、恵みがあるように」との願いを込めて「常茂恵」と命名。
こうして、「常茂恵旅館」が誕生いたしました。
以来、萩の迎賓館と呼ぶにふさわしい由緒正しき時間を紡ぎ続けています。