萩の宿 常茂恵

常茂恵についてAbout the Tomoe

常茂恵が
誕生したのは、
大正十四年
十一月三日のこと。

画像:創立時の面々

「萩には中央からの客人をもてなす宿泊施設がない」
貴族院議員の滝口明城氏、後に第26代総理大臣となる田中義一氏、近代日本画家の巨匠・松林桂月氏、実業家で後の衆議院議員・久原房之助氏ら郷土の名士が、厚東常吉に相談したのがきっかけでした。

画像:誕生当時の常茂恵の外観

常吉は、名前の一文字「常」に「共に栄え繁り、恵みがあるように」との願いを込めて「常茂恵」と命名。
こうして、「常茂恵旅館」が誕生いたしました。

以来、萩の迎賓館と呼ぶにふさわしい由緒正しき時間を紡ぎ続けています。

長い歴史の中で
生まれた逸品を、
私たちは
大切に守っています。

総檜造りの特別室 「貴賓室 花王」

貴賓室は昭和38年に山口国体が開催された折、昭和天皇が御宿泊された、「旧 萩の宿 迎賓館 常茂恵」の客室を忠実に復元した総檜造りのお部屋です。

昭和天皇は皇太子時代の大正15年5月にも御宿泊されているほか、これまでに常陸宮家や秩父宮家、高松宮家の御宿泊も賜った誉れ高き一室。四季折々の趣をなす日本庭園は、他のお部屋とは一線を画す貴賓室専用のお庭となっております。

また、展示室や、館内の随所で歴史ある揮毫や萩焼の作品を展示しております。
傑れた作品の数々をじっくりとご覧いただき、萩の旅情に浸っていただけますと幸いです。

受け継いできたもの。
伝えてゆくもの。

藩政時代、毛利氏が居城とした萩城を中心に栄えた、36万石の城下町として。 幕末、吉田松陰・高杉晋作ら名立たる志士を輩出した、明治維新胎動の地として。
歴史と文化の舞台となったこの萩の地で、私たちは時代の偉人たちをお招きしてまいりました。

時代が変わり、平成元年に現在の場所に移転してからも、大切に受け継いできた創業者の思い、この土地の文化。何より、おもてなしの心を、これからも伝え継いで参ります。

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