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萩の夏を彩る「萩・万灯会」歴史と幻想が織りなす一夜2024.07.27

毎年、萩の夏を彩る風物詩「萩・万灯会」は、萩藩主毛利家の菩提寺である大照院と東光寺を舞台に行われます。

この伝統行事は、毛利氏の菩提を弔うためのもので、数百年の歴史を持つ石灯籠に火が灯され、幻想的な光景が広がります。

8月13日の「迎え火」には大照院が、8月15日の「送り火」には東光寺が中心となり、訪れる人々を迎えます。

大照院には萩藩初代藩主の毛利秀就と、2代目から12代目までの偶数代藩主夫妻が祀られており、

東光寺には萩藩3代目から11代目までの奇数代藩主が眠っています。

この二つの寺院に並ぶ500~600基の石灯籠は、藩士たちによって寄進されたもので、整然と並ぶ姿は圧巻です。

それぞれの灯籠に灯されたろうそくの火が、夜の闇に幻想的な光景を作り出し、訪れる人々を魅了します。

国指定史跡として保存されているこの墓所は、萩の歴史と文化を深く感じさせる場所であり、

「萩・万灯会」はその歴史とともに現代にも引き継がれています。

この夏、あなたも萩を訪れ、歴史と幻想が交差する特別な一夜を体験してみませんか。

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